オー・グッド・グリーフ

脱サラまであとどのくらい

黒板水拭き事件

週末は相変わらずだった。

 

土曜の夜、高三の時に同じクラスだった男5人でお酒を飲んだ。最後に集まったのはもう何年も前だったが、昨日も会っていたかのように自然だった。最後に会った時に公務員を目指していたミゾグチはちゃんと公務員になっていた。しかし選りに選って下水道課に配属されたらしい。その話を聞いたタツマが

「人事見る目あるね」

と言っていたのが容赦なくて笑った。

 

一番笑ったのはアケヅマの話だ。何度聞いても新鮮に笑える高三のある日の思い出話。

 

その日アケヅマは日直で、次の授業のために黒板を念入りに掃除していた。しかしそれが仇となった。授業が始まると先生が

「黒板が消えにくいな。誰か水拭きしただろ。」

と言った。僕達は知っていた。犯人はアケヅマだ。しかしアケヅマもよかれと思ってやったことだ。どうか許してやってほしい。心の中でそう唱えていたと思う。

 

授業終了後、アケヅマが姿を消した。皆が体育の着替えをしている教室にアケヅマの姿はなく、にわかにアケヅマが自責の念に駆られて自殺したという説が浮上した。黒板を雑巾がけしたことがきっかけで自殺する、というわけわからなさに当時大爆笑した。そしてあの日から7年経った一昨日もまた大爆笑したのだ。

 

ブログという場に書くことが憚られる程の内輪ネタだがあえて文字に起こしてみた。こういう内輪ネタって大人になった今でもたまに僕達を励ましてくれる。